森 俊徳 「海が好き」共通の想いをもった仲間が集まる場所」

天草の自然から五感を育み第六感を研ぎ澄ます学校です。

 『うみは不思議に満ちた美しいところである。潮のリズムに乗って、ある時は海となり、ある時は陸となる。海辺は地球上で演じられる生命のドラマが、幕開けしたところであった。そして海辺は生命の出現以来今日に至るまで、進化の力が変わることなく作用しているところであり、この世界の厳しくも壮大な現実に直面している生き物達の様相がはっきり見えるところなのである』(海辺-生命のふるさと、レイチェル・カーソン)

天草の自然から五感を研ぎ澄まし第六感を育くんでみませんか?

 コンクリートで整備された環境や不自由なく生活できる環境の中で失われていくもの「五感」。自然あふれる天草で五感を育くみ第六感(直感力)を研ぎ澄まして獲得する活動を目的としています

 五感とは
 ・視覚→生物,雲,植物,火,木,花
 ・聴覚→波,川,風,鳥,動物,焚火
 ・触覚→岩,木,水,海水,魚,動物,砂
 ・味覚→植物,海水,肉,海水,魚,動物,
 ・嗅覚→植物,岩,木,海水,魚,動物

 →第六感獲得

自然を思いやり、他人を思いやる心

 うみの学校の活動は、コンクリートで囲まれた生活を脱出し、美しい大自然を満喫することで、人間が本来持っている五感や第六感を育むことを目的としています。この活動は美しい自然に調和することで得られる恩恵であり、美しい自然を保つことも目的の一環としています。

 また、ダイビングのバディシステムや、キャンプ活動に伴う役割分担など、他人を理解する「共感的理解」いわゆる「やさしさ」や「思いやる心」を育むことも目的としています。他人を思いやる行動ができるようになることで、他人からもやさしくしてもらえる。そういった人間関係を構築していくことも目的の一環としています。

 インターネット上では、自分を隠し、他人を貶めることで、自分の優位性を錯覚することで満足する人間が増えてきているようです。自然を思いやり、他人を思いやることで、本来、日本人が大切にしてきた和の心の広がりを、ここ天草から広げていきたいと思っています。